BASTARD!! -暗黒の破壊神-のオリジナルTシャツ

軽量Tシャツ

デザイン
二次創作不可
アイテムを
変更する

2,650 円
異議申し立て

BASTARD!! -暗黒の破壊神-』(バスタード あんこくのはかいしん)は、萩原一至による日本の漫画。

概要

主人公であるダーク・シュナイダーが世界の命運を担い、戦士や魔物、強大な力を持つ「邪神」、天使や悪魔らと戦うバトルストーリー。ダーク・ファンタジー寄りのファンタジー漫画である。単行本の累計発行部数は3000万部。

物語当初は、魔法使いであるダーク・シュナイダーと大神官の娘ティア・ノート・ヨーコを中心とした、剣と魔法の存在する世界でのヒロイック・ファンタジーとしての要素が色濃かった。しかしストーリーの展開とともにSF的な要素(サイエンス・ファンタジーの描写)も顕著となり、当初からのバトル路線は継続されているものの、天使や悪魔の出現から黙示録を絡ませた壮大な物語として繰り広げられている。

登場する呪文・人物・国、サブタイトルなどの名称の多くがハードロック・ヘヴィメタルのバンド名・メンバーの人物、アルバムジャケットやタイトルをモチーフとしている。またオマージュの根幹であるファンタジーRPG(テーブルトーク/コンピューターゲーム)の他にも、漫画やアニメ、特撮、コンピューターゲームなどの作品のパロディが随所に見られる。ギャグ描写も多く、性描写についても過激なシーンが多い。

来歴

1987年、当時としてはまだ珍しかったファンタジーRPGの世界観の漫画として、本作の序話である読切版『WIZARD!!〜爆炎の征服者〜』が『週刊少年ジャンプ』に掲載され(単行本には第1話として収録)、翌1988年同誌で連載が開始される。

『週刊少年ジャンプ』での連載が1989年に中断して以降、『週刊少年ジャンプ増刊』、再び『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』(いずれも集英社)と掲載誌を移っており、長期にわたって連載されていた。

  • 1987年 週刊少年ジャンプ本誌にて『WIZARD!!〜爆炎の征服者〜』が読みきりとして掲載
  • 1988年 週刊少年ジャンプ本誌にて「闇の反逆軍団編」連載及びコミックス刊行開始。
  • 1989年 週刊少年ジャンプ本誌での連載が「地獄の鎮魂歌編」途中で中断。
  • 1990年 週刊少年ジャンプ増刊(季刊)にて「地獄の鎮魂歌編」から再開。
  • 1996年 週刊少年ジャンプ増刊(季刊)での連載が「罪と罰編」途中で中断。
  • 1997年 週刊少年ジャンプ本誌にて「背徳の掟編」連載開始。
  • 2000年 週刊少年ジャンプ本誌での連載が「背徳の掟編」途中で中断。旧来の単行本と併行して完全版刊行開始。同人誌として「未使用・改訂版」を発表。
  • 2001年 ウルトラジャンプで不定期連載ながらも「背徳の掟編」再開。
  • 2002年 成人向け同人誌として「カイ・ハーン大解毒」を発表。
  • 2005年 成人向け同人誌として「シーラ姫おしゃぶり治療」を発表。
  • 2008年 ウルトラジャンプにて「背徳の掟編」終了。
  • 2009年 ウルトラジャンプにて「罪と罰編」が「魔力の刻印篇」として再開。
  • 2010年 ウルトラジャンプ6月号を最後に「魔力の刻印篇」が中断。
  • 2017年 成人向け同人誌として「桑-トリプルおしゃぶり治療(仮)」を発表。

※(萩原一至の記事も参照)

ストーリー

プロローグ
かつて、人の力「科学」によって生み出された「破壊神アンスラサクス」と「邪神群」の手により文明は崩壊した。この災害「大破壊」を生き残ったわずかな者達は新たな文明の力、「魔法」を手にし、血と肉と鋼とそして魔力の時代を迎えた。
それから四百年。絶大な力を持ち、配下に四天王や闇の軍団を率い大陸に征服戦争を仕掛けた爆炎の魔術師「ダーク・シュナイダー (以下D・Sと表記)」は、多くのゴーレムを操り長きに渡り大国や五英雄達と争った末、伝説の「竜戦士」となった竜王子ラーズ・ウルと相打ちになり滅ぼされる(魔操兵戦争)。
だがこの際、D・Sは密かに転生の秘術を用い赤子の身の内に転生する。しかし五英雄の一人ジオ・ノート・ソートによって覚醒する前に封印され、ジオの娘ヨーコと共にルーシェ・レンレンとして争いとは無縁の暮らしをすることになる。
闇の反逆軍団編
魔操兵戦争から15年後、D・Sのかつての配下だった四天王が大陸の四つの王国に侵攻を開始した。
侵攻は列国最強のジューダス王国を降して、ティア・ノート・ヨーコたちが住むメタ=リカーナ王国にも迫った。その対抗のため、ヨーコは父親・ジオから授けられた魔法を用い、ルーシェの中に眠るD・Sを復活させる。復活したD・Sは己の欲望である世界征服を宣言するものの、ヨーコの説教もありしぶしぶ侵攻勢力と戦った。結果、メタ=リカーナを守護して行動するD・Sは四天王と対立することとなるが、その戦いを経て彼らのうちの二人、ニンジャマスター・ガラ、雷帝アーシェス・ネイが再び仲間となる。
シーラ・トェル・メタ=リカーナ王女が持つアンスラサクスの封印を狙い、残った四天王のうちの一人、闇の僧侶アビゲイルが単身メタ=リカーナへと乗り込んでくる。D・Sはアビゲイルと戦い、激しい攻防を繰り広げた。下半身を失うほどの激戦の末、アビゲイルを退けたかに見えたD・Sだったが、ヨーコを人質に捕らえられ危機に陥る。アビゲイルは封印を要求するも、ヨーコの最後の抵抗に阻まれ倒れ、その断末魔の爆発によりメタ=リカーナは崩壊。D・Sたちも行方不明となってしまう。
地獄の鎮魂歌編
メタ=リカーナ崩壊から2年。四王国を降した四天王カル=スは、破壊神最後の封印を解こうと配下の魔戦将軍達に封印を守るシーラ姫を探させ続ける。その中でカル=スの軍団に反抗する勢力が現れた。亡国ア=イアン=メイデの侍達と、行方不明となっていたヨーコである。侍達の隠し砦「武家屋敷」で17歳に成長したヨーコとルーシェ。しかしこの2年間、D・Sが復活する兆しは現れなかった。
そんな中、侍達の本拠地を突き止めた魔戦将軍マカパインとバ・ソリーは侍達を奇襲し、抵抗むなしく侍達は壊滅状態に追い込まれる。その時ついにD・Sが復活し魔戦将軍を一蹴した。
D・Sの復活に伴いシーラの保護のため、ヨーコ達はエルフの廃都キング・クリムゾン・グローリー(以下KCGと表記)に旅立つが、すでに魔戦将軍達もKCGに向かっていた。そして侍と魔戦将軍との戦いの最中カル=スが現れ、ついに破壊神が復活してしまう。D・Sは合流した仲間達と共に、破壊神に操られたカル=スを救うため破壊神の分身を倒してカルを解放するが、すでに完全復活した破壊神が迫りつつあった。
罪と罰編
復活したアンスラサクスに対抗するため、伝説の「エウロペアの十賢者(以下、十賢者と表記)」が現れ竜戦士とD・Sを融合させようとする。しかしD・Sはそれを拒否。アンスラサクスによって融合前の竜戦士を破壊されてしまうものの、闇の力の活性化により増大したD・Sの力でアンスラサクスは倒される事となった。トドメを刺そうとしたその瞬間、D・Sは殺され何処かへ封印されてしまう。
破壊神や邪神群とは高次元の天使達が受肉するための触媒に過ぎず、真に人類を滅ぼそうとしていたのは人類を導くはずの神と天使達だった。その真実にヨーコは愕然とする。絶望した彼女に襲い掛かる天使達の前にルーシェが現れそれを救う。彼の正体は堕天した最高位の天使ルシフェルであり、人類の味方としてヨーコにD・Sの復活の方法を伝える。星幽体のまま実体化したルーシェは力を使い果たし消滅するが、人類最後の希望であるD・Sの復活を阻止しようとする天使達に対抗するべく、魔戦将軍や復活した竜王子ラーズが現れ、D・Sを復活させるためのエネルギーを発生させる霊子動力炉を守る闘いに挑む。
一方、封印空間に堕ちたはずのD・Sは地獄の下層にで邂逅した悪魔王サタンに「仲間になれ」と迫られる。D・Sがこれを断るとサタン配下の悪魔大元帥ポルノ・ディアノが圧倒的な力でD・Sに挑んでくる。
背徳の掟編
「方舟(KCG)」の墜落から4年。魔戦将軍マカパイン、バ・ソリー、シェラは天使と悪魔の戦闘によって荒れ果てた世界で安住の地を求める人々と共に旅を続けていた。だがそこへ悪魔達を率いる魔神コンロンが現れ、人々に襲いかかる。しかし、そこに4大熾天使ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルが地上に顕現し、天使vs悪魔の戦いが始まろうとする中、地獄から復活を果たしたD・Sも参戦する。
遥かに格下であるはずのコンロンに何故か熾天使達の攻撃は通じず、ウリエルは真の力である「執行官形態(エクスキューショナーモード)」に変身し、神槍グングニルによって初めてコンロンの核に攻撃を届かせる。そして、その衝撃によって裂かれた空間から、D・S達は地獄の第一層「無信仰地獄」に堕ちてしまう。コンロンは倒されたかに見えたが、人間の科学の力によって自分の体にウリエルの妹であるアムラエルを融合させ、天使の攻撃を無効化させる術を得ていた。結果、ウリエルは7大悪魔王のベルゼバブの策略にはまり「堕落(フォール・ダウン)」し、魔神へと姿を変えてしまう。D・Sは悪魔王達から抜き取った7つの「ユダの痛み(ジューダス・ペイン)」の平行励起により圧倒的な力の差を見せつけコンロンを倒し、すぐさま魔神となったウリエルとの戦いが始まった。
背徳の掟編最終節
魔力の刻印篇
諸般の事情により中断された「罪と罰編」から直接に続くエピソード。作者の同人誌『BASTARD!! -未使用・改訂版-』において一部が掲載され、先立って発表されている(中断と同人誌掲載についての詳細は下記節、#その他話題を参照)。

その他

贄編
現代を舞台とした「D・S誕生編」。作者の読み切り作品である『微熱口紅(びねつるーじゅ)』の主人公上座達郎と、その姉でヒロインの上座頼子が登場している。また最後にはウリエルが登場しており、直接的な物語の伏線が描かれた。「0話」と銘打たれたエピソードのみが発表されており、単行本19巻に収録されている。

世界観

400年前に人類が作り出した究極の自律思考型生体器動兵器、「破壊神アンスラサクス」によって大破壊が引き起こされたため文明は1度滅亡している。この時、科学文明が完全に失われ地形すらも変化し、生態系も大きく変化してしまう。この事件で人類は数十億人が死亡したといわれている。アンスラサクスはその後突如現れた「竜戦士」によって倒され、地中深くに封印された。

科学文明が崩壊した現在は中世ヨーロッパ並の文化水準になっており、本作はヨーコの生まれ故郷メタ=リカーナ王国が存在する「中央大陸メタリオン」を主な舞台として繰り広げられる。モンスターが徘徊するようになった世界で生きるために人類は新たに魔法を使えるようになったが、使えるのはごく一部の者のみである。本作の主人公D・Sはその中でも最強に位置する「魔法使い」にあたる。大破壊によって途絶えた「科学」技術は旧世界の魔法と呼ばれ、一部が伝わっているが実用範囲内ではない。かわりにエルフの手によって製作されたマジックアイテムが存在するなど新たな文化もある。また、刀剣によっては優れた鍛冶師であるドワーフや、人間の名匠が鍛えたものも存在している。

町の外はいたる所にモンスターが徘徊する危険地帯となっており、オークやホブゴブリン、ゾンビなどのモンスターが生息し、中にはミノタウロスやワイバーンなどが強力な戦士や魔法使いに飼いならされていたり、D・Sが「魔操兵大戦」で使用したゴーレムのような人造の存在、個体数が少ないが神に立ち向かえるほどの力を持ったドラゴンや古巨人族(エンシェントジャイアント)も実在する。これらの多くは普通の人間が太刀打ちできる存在ではなく常に人々が脅かされる世界になっている。君主統治体制の各国家は騎士や侍、魔法使いの軍を有するが、無力な平民はそれら国家の戦争や圧政の災厄にもさらされている。

天使の降臨以降の世界

霊子力理論
魂の根源たるエネルギーを科学的に解明して構築した理論。霊子力自体は時間さえかければ無限、無尽蔵、完全無公害のエネルギーだが、高次元の霊的存在の謎をも解き明かすことが可能になるゆえ、禁断の科学でもある。
星幽体(アストラルバディ)
霊的肉体を意味する。精神や魂のエネルギーその物(=霊子力)を物質化させている。主物質界で星幽体でい続けると短時間で多量のエネルギーを消耗してしまい消滅(=死)してしまう。精神と並び、魂と肉体を結ぶ人を構成する三大要素(肉体・精神・魂)の二段階目を示す。
人を構成する最も重要かつ中核を成す要素。全ての人間に等しく宿る源であり、その正体は細分化された神の構成要素と同質の高次元エネルギーを指す。
光体・暗黒体(アウゴエイデス)
天使や悪魔の武装形態。天使は「光体」悪魔は「暗黒体」と書かれる(読みは同じ)。
相克(そうこく)
本作においては特定の存在(主に神話時代から存在する種族)同士を対立させた場合に生じる絶対優位性を示す理(ことわり)のことで、これは個体の能力差では覆すことは決して叶わない。
救世主(メシア)
人間の中から2000年に一度現出し、人類を導く存在。これは同時にクラス名も示す。本作では公称として「アダム」と呼ばれ、相克によりあらゆる悪魔を滅する力を持つ。
暗黒のアダム
ダーク・シュナイダーを指す。先述のメシアは相克により、悪魔ではたとえ魔王クラスであってもそれを殺すことは不可能であるため、メシアを殺す使命を課せられた悪魔の地上代行者の名称。救世主と同じく人間から選出される。なお、アダム=カドモンと呼ばれる人造のアダムが存在しているが、これはアダム、暗黒のアダムとは別物である。
無効共鳴(ヴォイド・ハウリング)
天使に対抗するために人間が生み出した技術。悪魔の体に触媒として埋め込まれた天使が、外部の天使からの攻撃に共鳴してそれに等しい波長のエーテル振動を発生させる。これにより生じるヴォイド効果で天使の神霊力エネルギーをゼロにし、攻撃を無効化する。この防御能力は絶大で、下級天使はもちろん、最上位の天使である織天使の攻撃ですら完全に無効化できる。

※本作では「背徳の掟編」以降、度々登場人物の「レベル」が表示されている。これはロールプレイングゲームで一般に用いられているものと同義であり、能力の数値表現を表している。作者によれば、『ウィザードリィ』と近しい設定となっており、肉体年齢が若ければ若いほど、全盛期であればあるほどレベルは上昇しやすくなり、能力の向上も著しいことになる。長寿であるドワーフやエルフに、レベル1000前後の人物がいるのはそのため。人類の大半が通常は99が上限となっているが、魔戦将軍、大神官、賢者、侍、忍者のマスタークラスなど一部の特殊クラスにおいてはレベル150~200が上限となっている。なお、人類の有史以前から存在する天使や悪魔に至っては、レベルが数万から数十万にまで到達する個体も存在する。

魔法

魔法とは、複雑な魔法陣を描いたり、呪文を唱えることで、一般に魔力と呼ばれている霊子力エネルギーをコントロールする技術である。生命力や精神力を源にする「魔術」、神への信仰を源にし、護りや治癒の力を発揮する「白魔術」、悪魔などとの契約により行使する「暗黒魔術」、地・水・火・風の四つの元素界に属する精霊と契約することで使うことができる「精霊魔術」が主流になっている。この他に古の神々との契約で使用可能になる現在主流ではない魔法の総称として古代語魔術(ハイエンシェント)が存在する。

また天使の行使する「神霊力」、悪魔が行う「魔法」は、魔力のコントロールなどの際に行う行程や発生する課程が一切省かれた「結果のみが顕現した力」であり、人間の用いる魔法とは一線を画する上位能力である。上位の天使や上位悪魔神族に至っては通常活動を行う際に、副次的に人類が魔法と呼ぶ事象を無意識に発生させることになる。

登場キャラクター

※「声」は断り書きの無い場合OVA版のキャスト

メインキャラクター

ダーク・シュナイダー
声 - 矢尾一樹 / 森川智之(DAXEL版パチスロ)、小西克幸(CRバスタード)
本編の主人公。D・Sとも呼ばれ、ルーシェという少年と体を共有している。
ティア・ノート・ヨーコ
声 - 小山裕香(ドラマCD4巻は白鳥由里)/ 種田梨沙(CRバスタード)
メタ=リカーナの大神官ジオ・ノート・ソートの娘。初登場時は14歳。ルーシェとは姉弟同然に育った。一人称は「ボク」。
勝気で気が短く、猥褻な行為や自らの倫理観に反する行為には容赦ない。しかしその反面、心情や立場を理解する心は人一倍強く、そこから来る包容力が一種のカリスマとなっている。「闇の反逆軍団編」では守られるだけの少女だったが、メタ=リカーナの崩壊後は積極的にクレリックとしての修行を積み、2年後には神官クラスに迫るレベルの高僧(ハイ・プリースト)として、高位の防御魔法や治癒の術を使いこなせるようになった。ある程度の格闘術にも長けている。「方舟(KCG)」の戦いの衣装ではナックルを装備していた。
傍若無人なD・Sを言い聞かせることのできる人物であり、彼がスケベ心を発揮した時には遠慮することなくどつき回す他、アーシェス・ネイとの戦いで一度死亡したD・Sの顔に往復ビンタを喰らわせて叩き起こした(復活させた)こともある(この際、ジオとオババ様はその突飛過ぎる行動に驚愕していた)。
母はジオと同じく先の魔操兵戦争の五英雄の一人で、「辺境の黒き魔女」と呼ばれた魔導士シリン・テンペストだが、ヨーコが幼い時に(あるいは産んで間もなく)亡くなっている。
身長164cm、体重55kg。
ルーシェ・レンレン(ルシフェル)
声 - 渕崎ゆり子
大戦で敗れ死亡したD・Sが、戦災孤児の赤ん坊に宿り転生した先の少年。ヨーコと同い年だが、大変な童顔。大神官に発見され、美と愛の女神イーノ・マータ(由来はイラストレーターのいのまたむつみ)の力により魂を封印された。封印の解除には呪文と処女の接吻が必要となる。小心者で泣き虫だが明るく天然ボケな性格。趣味は洗濯で、OVA版ではケビダブが迫っているにもかかわらず、ヨーコのパンツを大量に洗っていた、ある意味で肝の据わった性格。ルーシェ自身は普通の少年であるはずだが、D・Sとアーシェス・ネイの戦いの最中、突如D・Sの前に幻影で現れ、普段とは別人のような口調でネイがアキューズドによって苦しんでいることを伝えるなど謎が多かった。
その正体は、かつて神に反逆して地獄に封じられているはずの堕天使ルシフェル。そしてD・Sが長い間探し続けていた真の半身。「方舟(KCG)」で封印空間に落とされたD・Sと分離して星幽体で出現し、ヨーコたちの危機を救う。だが主物質界で星幽体のまま行動することは莫大なエネルギーを失うことにつながり、D・Sの復活方法とヨーコへの愛を伝えると消滅した。名前の由来は元ラットのフォアン・クルーシェ。

四天王

D・Sを補佐するように存在する、D・Sにも匹敵するほどの力を持った4人を指してそう呼ばれる。D・S自身400年以上生きており、その間にも四天王は何度か入れ替わっている模様であり、ノベライズ作品では先代四天王の時代のエピソードが語られている。下記は原作に登場した現在の四天王である。
「闇の反逆軍団編」より登場する現四天王は、メタ=リカーナを守護して行動するD・Sと対立することとなるが、「地獄の鎮魂歌編」でのカル=スの帰順をもって全員が再び傘下に収まっている。また「罪と罰編」から長らく4人の登場はなかったが、「背徳の掟編 最終節」(単行本24巻)では各々の動向が描かれた。

カル=ス
声 - 関俊彦(ドラマCDの1〜3巻は堀川亮、4巻は三木眞一郎)
冷却系の呪文を得意とする魔法使い。魔力の高い父親の影響で異常なまでに高い魔力キャパシティを持つ。その影響で老化がほとんど止まっているため、外見は20歳前後だが、推定年齢120歳。約100年前に反逆した当時の四天王ガイン・エスペランザに代わり四天王の一人になった。現在の四天王の中ではもっとも長く四天王の座についている。冷静な性格で、暴走しがちなD・Sの抑え役だった(しかし抑えられないことがほとんどであった)。
魔人である父親の来歴のために幼少時には母子共に周囲から排斥され、更には侮辱による怒りで制御出来なくなった力が同年代の子供を一瞬で消滅させてしまう。これに激怒した周囲の手で洞窟に閉じ込められてしまい、挙句、母親は周囲からの連日に渡る非難と糾弾によって苦悩に押し潰され、精神崩壊の寸前に追い込まれる。そして遂に、長に唆される形で自分を殺害しようとしたことへの怒りと絶望から暴走した魔力で逆に母親を殺したため、それが強烈なトラウマとなっており、破壊神にはそこにつけ込まれて操られることになった。このトラウマに起因し、女嫌いでもある。
後に中央メタリオン4王国を征服、「氷の至高王(ハイ=キング)」と呼ばれることとなる。
切った相手を凍り付かせる氷の魔剣「アイス・ファルシオン」の所有者。この剣は元々母親の一族に伝えられていた剣で、母親の一族の長が「戦士の掟」の名目で母親にカル=ス処刑を命じると共に手渡したもの。なお、母親の一族がどうなったかについては語られていない。
「背徳の掟編 最終節」では、汎人類連合を束ねる預言者(エリヤと呼ばれるクラス)としての使命に覚醒。「方舟(KCG)」脱出後、盲目になったことで魔力が増大している。
名前の由来は元ライオン〜バッド・ムーン・ライジングのカル・スワン。
アーシェス・ネイ
声 - 佐久間レイ(ドラマCDの1〜3巻は小山茉美)
雷撃系の呪文を得意とする魔法戦士。「雷帝」の異名を持つ。雷獣ヌエが宿り、剣から発せられる強力な雷撃が、山をも断つと言われ恐れられている魔剣「雷神剣(ライトニング・ソード)」の所有者。ダークエルフと人間の間に生まれたハーフエルフであるため寿命が長く見た目は20歳前後だが、100年以上生きている。ハーフエルフという特異な存在のため、一族に疎まれ棄てられた。D・Sの気紛れから拾われて育てられ、養女かつ愛人となる。約50年前に四天王の一角になる。D・Sのことを「ダーシュ」と呼んでいる。
名前の「ネイ」は、「ネイ=誰でもない(人間でもダークエルフでもない。奇しくも英単語のnay(ネイ)には、古い用法で『否定』の意味がある)」という意味で、親から皮肉を込めてつけられた名前である。「アーシェス」という名はD・Sが与えたものであるが、そのニックネームである「アーシェ」という呼び方についてはD・S以外には呼ばせない。
「背徳の掟編 最終節」ではカルに同行し、巨人族の聖地へ向かっている。
名前の由来はアースシェイカー。
ニンジャマスター・ガラ
声 - 玄田哲章
現在の四天王において、最も後期に加わった男。忍者とは思えないほど大柄で屈強な肉体を誇り、正面から堂々と戦うことを好む。ただし、ラーズ曰くそのスタイルは「忍術混じりの邪剣」とのこと。年齢は40歳前であり(計算上ラーズの一歳下となる)、ニンジャマスターを襲名したのは14〜15歳の頃である。愛刀「ムラサメ・ブレード」は旧世界の魔法(すなわち科学のこと)の産物で、使用者の魂の力を攻撃力に転化する機能を秘めている(後に完全に自身の支配下に置いた)。これにより異次元にも攻撃を届かせることが可能で、高次の星幽体の存在にもダメージを与える。このほかワイバーンを操り、搭乗し戦う。また屈強な肉体は、腕を切断された場合でも再生することができる(どのような原理によるものかは不明)。しかし、右腕の骨は登場していなかった空白期間中(「闇の反逆軍団編」終了から「罪と罰編」での再登場の間)に再生不能になっており、これを補うためにさまざまなギミックの仕込まれた義手を備えている。
豪快で後先を考えない性格で、「面白けりゃ後はどうでもいい」と公言するが、実際には面倒見のよい親分肌で、部下の忍者たちにも慕われており、設定資料によれば配下の忍者軍団は2000人。なお、仔竜の姿にされたラーズは、敵であったはずの彼のもとに身を寄せていた。また、かなりのスケベ親父で敵対してた時はD.S.の封印の秘密を喋らないヨーコに対して拷問とは名ばかりのスケベなイタズラを敢行しニンジャ軍団と共にヨーコの全裸を見た最初の男になる。D・Sとはしばしば悪態を吐き合うが、本心では親しみを覚えている様子。ネイに好意を抱いているようで、どさくさ紛れに彼女を抱き寄せたり、彼女が危険に晒された時には身を挺して守ったりしている。
「背徳の掟編 最終節」では、上忍たちを率いてD・Sに合流した。
好物はラーメンという設定もある。
アビゲイル
声 - 大友龍三郎
「冥界の預言者」と呼ばれる暗黒の僧侶(クレリック)。約100年前に死亡したイーカル・モンローに変わって四天王になった(ただし、そのあたりのことは描かれていない)。D・Sに匹敵する年月を生きている。彼にもまた秘密が隠されており、彼がD・Sにつき従っていたのにはある理由があった。最初に解いた破壊神の封印が精神であったため、一番最初に精神を支配され、その復活に手を貸してしまうが、メタ=リカーナでD・Sと戦ったことで破壊神の呪縛から解放され、「方舟(KCG)」で四天王の立場に戻り、以後D・Sの参謀役として復活する。しかしD・Sが封印空間に落とされたため、天使達の猛攻の中、ルーシェの言葉に従いKCGの霊子動力炉を使いD・Sを復活させようとする。
破壊神に操られている間は沈着冷静にも見えたが、実はコミカルな性格であることが後に判明。
「背徳の掟編 最終節」では悪魔の「反・創世(ネガ・ジェネシス)計画」を阻止するために解かねばならない「封印」があるとされる月面上に姿を現している。
このキャラクターの容姿や初期の表現技法については、映画や舞台で嶋田久作が演じた『帝都物語』の魔人・加藤保憲の影響が色濃い。また作者によって明かされているもう一人のモデルは『スタートレック』のMr.スポックである。
名前の由来はキング・ダイアモンドのアルバム『アビゲイル』。

鬼道三人衆

「雷帝」アーシェス・ネイに仕える魔道集団「鬼道衆」の中から選び抜かれた最精鋭にして、ネイの側近。カイ曰く「血よりも濃い絆」で結ばれているとのことだが、ダイ=アモンに関しては語られていないのもあって不明。

シーン・ハリ
声 - 山崎和佳奈
呪符(フダ)使い。さまざまな呪符を使って戦う。元は戦災孤児であった。ネイの命によりD・Sへの刺客として登場。女好きの性質を利用して地方領主の娘に扮して油断させ、処女の色仕掛けと蜘蛛の呪符を使って殺そうとした。しかし、体に残されていた鎧の跡のため正体を見抜かれる。D・Sの優しさに触れて戦いを放棄、D・Sへの愛に目覚めてネイの下を離反する。その後、彼を守るためにカイやダイ=アモンとも戦うことになる。D・Sと性的関係を最後まで持つには至らず、耳朶を噛まれただけで終わったため、D・Sから「処女」と呼ばれる(名前を呼んでもらえない)。カイの治療のため、カント寺院に向かった後の消息は不明であったが、後にジオと共に十賢者の元に身を寄せていたことが判明する。「背徳の掟編 最終節」では、汎人類連合においてカイと共にシーラの側に付いている。
魔戦将軍ラン・ディ・ローズ・シュタイン・ノイバウテンの実の妹である。
名前の由来はダイアモンドヘッドのシーン(ショーン)・ハリス。
カイ・ハーン
声 - 小林優子
魔術と剣技の双方に優れる女戦士。一人称は"俺"。性格的には謹厳実直で、後に仲間となる侍たちともウマが合う様子。シーンと同様に元は戦災孤児であった。シーンの次にD・Sと戦い、得意の石化魔法であと一歩まで追い詰めるもD・Sの側についたシーンに阻まれる。石化魔法の力の源となる神の名を口にしてしまい呪文を封じられ、切り札として用意した魔獣(コカトリス)も破られる。狂ったコカトリスから受けた毒をD・Sに解毒されたことをきっかけとして、次第にD・Sに心惹かれてゆく。シーンとともにダイ=アモンと戦うものの敗れて血を吸われたが、カント寺院で治療を受け、吸血鬼化は免れる。その後はヨーコや侍達と共に行動するようになる。魔戦将軍との戦いを経て「方舟(KCG)」の戦闘で消息を絶っていたが、「背徳の掟編 最終節」では、シーンと共にシーラの側に付いている姿が確認された。
シーン・ハリの実兄にして魔戦将軍のラン・ディ・ローズ・シュタイン・ノイバウテンとは幼馴染。
名前の由来は元ハロウィン、現ガンマ・レイのカイ・ハンセン。
ダイ=アモン
声 - 千葉繁
吸血鬼。他の吸血鬼に血を吸われて変異したものではなく、自ら変化し吸血鬼となった最も強力な不死者の一つである「真祖」となった存在である。吸血鬼の伝統(?)に則り「伯爵」を自称する。容姿としては顔面に隈取状の模様を持つ筋肉質な大男で、性格は自らを美しいと広言するナルシスト。言動がいちいち大仰で芝居がかっている。
部下にワーウルフをはじめとする獣人も従え、必殺技「吸血破壊光線(アッサー・シーン)」などを使う。また、本来吸血鬼が嫌うはずのニンニクや十字架は通用しない。満月の時であれば、単身で数人の魔戦将軍とも対等以上に渡り合うことができるほどの戦闘能力を発揮する。
当初はD・Sへの刺客として登場するも、ネイやカル=スをも凌ぐ存在となる野心を抱いており、シーン・ハリやカイ・ハーンとも対立した。しかしD・Sに敗れ、絶対服従の呪いをかけられる。以後は忠誠を誓い、「地獄の鎮魂歌編」にてD・Sのためにカル=ス抹殺の行動に出た。満月の夜であったため数人の魔戦将軍をものともしなかったが、カル=スにより返り討ちにあっている。
その際、大男の姿は擬態であり、正体は細身の美青年であることが明かされた(彼の美意識では細身の美青年の姿は醜く思えるらしい)。
名前及び外見の由来はキング・ダイアモンドから。

12魔戦将軍

4王国を征服し「氷の至高王」となったカル=スに仕える将軍。カルが掲げた、万民が幸福を享受できる理想郷(ソーサル=キングダム)の建設に共感し、厚い忠誠を誓っている。一人が一軍に匹敵するとも言わしめる実力者達で、その忠誠心ゆえにカル以外の者の言葉には決して従わない。
以下五十音順で表記する。

イダ・ディースナ
2つの宝玉を用いて悪魔や幻獣を呼び寄せる召喚士。
元はD・Sの部下で、配下の魔獣軍団の主な供給源だったという。口紅などメイクをしている。
「罪と罰編」では竜王子ラーズと共にD・Sの復活を賭け天使の大群に立ち向かう。
名前の由来はトゥイステッド・シスターのディー・スナイダーから。
イングヴェイ・フォン・マルムスティーン
魔戦将軍の筆頭格で、カルに最も心酔している剣士。
常人では見ることもできないほどのとてつもない速さを誇る剣技の使い手で、「光速の剣」の異名を持つ。
愛剣である「朱闘羅刀(ストラト)」は旧世界の技術の産物で、信じられない軽さと恐ろしい切れ味を備える。魔法の力は帯びていないが、イングヴェイの闘気の高まりに呼応して高まる描写がある。
箱船での戦いで一度は命を落としたが、「救世主(メシア)」の導きを受け蘇った。「背徳の掟編」ではカルの指示に従い侍衆の筆頭であったヨシュアと共に、救世主の側に付いている。
名前の由来はイングヴェイ・マルムスティーンからで、「高速の剣」と称される剣技はイングヴェイを有名たらしめたとまで言われる驚異的な速弾きに由来する。
サイクス・フォン・スノーホワイト
痩身の美男子。本職は学者で知的好奇心は旺盛。「次元断」と呼ばれる手刀により空間に断層を生じさせ、敵を切り裂く能力を持つ。「罪と罰編」で天使の攻撃を受け、絶叫と共に散る。その後、救世主の導きで復活したような描写はあるが作中には登場していない。名前の由来はジョン・サイクスとスノーウィー・ホワイト(共に元シン・リジィ)から。
ザック・ワルダー
魔戦将軍最年少の武闘家。
天性の怪力少年であり、さらに修行により修めた徒手空拳武術「カラーテ」を使う(マスタークラス)。命の危険に巻き込まれた際にカルに救われ、以後彼に付き従うようになる。
徒手空拳で戦うのが主たるスタイルだが、二本一組の短剣「音叉の剣(ソニック・ソード)」を携帯しており、これを二本同時に前方へ突き出して強烈な衝撃波を放つ、「ジ・エンド・オブ・ソニックバイブレーション」という奥の手を持つ。
名前の由来はザック・ワイルドから。
シェラ・イー・リー
声 - 川村万梨阿(アニメサントラ版)
魔戦将軍の紅一点だが、女性であることを隠していた。吟遊詩人(ドルイド)で、歌声によって相手を魅了することができる。また自然物や己の身体を操作する技を使い、伸ばした爪を刃と化して攻撃する。カル=スがアンスラサクスに操られ苦しむ場面を見てしまい、呪文によって氷柱の中に閉じ込められたが、後に救出されたらしくマカパインやバ・ソリーと行動を共にするようになる。「背徳の掟編」での再登場時には明らかに女性らしい服装となっていた。名前の由来はシーラ・Eとジェイク・E・リーから。
ジオン・ゾル・ヴァンデンヴァーグ
漆黒の鎧「ブラック・レネゲイド」に身を包む魔剣士。その鎧はほとんどの攻撃を無効化し、魔剣「ソウル・イーター」は斬った相手の魂を吸い尽くすという。侍シェン・カーの異母兄であり、かつては共に剣技「影流」の道を目指す非常に仲の良い兄弟であった。だが、「影流」の師匠でもあった2人の父親が、継承者として彼ではなくシェンを選び、さらにジオンを追放して彼の恋人だった娘をシェンの妻としたことから2人の関係は急激に悪化する。この仕打ちを深く恨んだジオンは数年後に魔剣士となって戻り、父を殺害。さらに、その怒りをシェンにも向け、就寝中の彼を暗殺しようとし、かつての恋人でもあったシェンの妻を誤って殺してしまう。そのため、シェンはジオンを妻の仇として追い続けることになるが、シェン自身はジオンの身に起きた一連の惨い仕打ちを全く知らなかった。「罪と罰編」にて、敵であるはずの侍衆をD・Sの援護へ向かわせるため、ランと共に命を賭けて戦い、その中で弟と和解しながら散った。
名前の由来は元ヴァンデンバーグ〜ホワイトスネイクのエイドリアン・ヴァンデンバーグから。
バ・ソリー
無数の蟲(むし)を体内で飼い、武器として相手を襲わせたり、自身の傷を回復させる蟲使い。名前の由来はバソリーから。
マカパインとともにア=イアン=メイデ国の侍の残党を襲撃するが、復活を果たしたD・Sに敗れる(この際、侍らの復活のためとしてD・Sによって、自身の中に飼っていた再生蟲を大量にむしり取られてしまい、復活に時間を掛けさせられた)。その後はシェラ、マカパインと行動を共にする。「背徳の掟編」においては魔神コンロンの一撃で粉砕されるが、ナメクジとなってなんとか存命している。
ブラド・キルス
分厚い鎧に身を固めた巨漢で、ガラやアビゲイル以上の体躯を誇る。クラスは騎士。巨大なハルバードを振り回し、「烈壊怒号撃滅破」で敵を吹き飛ばす。「罪と罰編」にてラーズの指揮の下、天使群に相対し戦うが権天使(プリンシパティウス)によって全身を串刺しにされる。名前の由来はナイト・レンジャーのブラッド・ギルスから。
ボル・ギル・ボル
影を自在に操る「操影術」を得意とする。影の中に身を潜めて影伝いに移動する、他人の影を介して金縛りにする「影縫い」、自身の影を伸ばして巨大化・実体化させ操る「影道魔神霊(しゃどう・まじんれい)」などの技がある。性格は単純な武人タイプで、あっさりD・Sに丸め込まれる。ラーズの指揮の下、D・S復活を賭け天使群と戦うが、眼前でイングウェイが消滅させられたのを見て戦意を喪失し、サイクスと共に天使の追撃を受けて逝った。名前の由来はレーサーXやMr.Bigのポール・ギルバート。
マカパイン・トーニ・シュトラウス
妖縛士。妖斬糸と呼ばれるほとんど目に見えないほど細い鋼線を駆使し、敵を切断したり傀儡として操ることができる。彼の持つ剣「罪人の剣(ガリアン・ソード。名称、形状共に『機甲界ガリアン』のパロディ)」は敵の魔力を無効化する対魔法使い用の武器。武家屋敷でD・Sの呪文を受けた彼が生き延びたのは、この剣の力が作用した為である。
野心的な人物で、イングヴェイが失態を晒したのを好機と捉え魔戦将軍筆頭の地位を奪うべくバ・ソリーとともに魔獣スフィンクスを率いて侍の残党を襲撃。その力量と手段を選ばない戦いぶりで彼らを圧倒し、壊滅状態にまで追い込む。だが、戦いの最中に復活を遂げたD・Sによってスフィンクスを蹴散らされ、自身もD・Sによる余りにも手段を選ばない戦法で返り討ちに遭い、挙句には呪文によって吹き飛ばされて敗北した。飛ばされ落ちた地にてガラと出会いしばらく同行し、その後はシェラ、バ・ソリーらと行動している。「背徳の掟編」では二人と共に難民を連れて放浪しており、天使や悪魔、そしてD・Sの闘いを見届けることとなる。
名前の由来は黒人ギタリストのトニー・マカパイン。
ラン・ディ・ローズ・シュタイン・ノイバウテン
傭兵あがりの魔戦将軍。12将軍中唯一楯を持ち、大剣と鞭の2つの武器を操る戦闘のプロ。鞭はファイアーウィップと言う炎の鞭。大剣はフライングVと言う(名称は同名のエレクトリックギターに由来)。得意技は対象に向けて振り下ろした後切り上げる飛翔Vの字斬り(技名、技の形態共にボルテスVの必殺技のパロディ)。
鬼道衆シーン・ハリの実兄であり、孤児だった彼ら兄妹とカイ・ハーンはかつてネイに育てられていた。その後、成長したシーンとカイは鬼道衆に入るが、彼はカルのもとで働くことを選ぶ。幼馴染であるカイには特別な感情を抱いていた模様。
名前の由来はランディ・ローズと、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンから。
ロス・ザボス・フリードリッヒ
オカマ言葉の魔戦将軍。魔戦将軍の中では唯一の貴族階級の出身者。ただし、何らかの事情あって奴隷階級である剣闘士に身を落していたりと、謎めいた部分が多い。
理想主義者の多い魔戦将軍の中では数少ない現実主義者。その一方で、非常に軽い一面もある。重力を操る攻撃手段の他、魔法も使いこなす。また盗賊まがいの解錠スキルを持ちオタカラに目がない描写も作中に見られる。
名前の由来は元マノウォーのロス・ザ・ボスから。

その他の四天王配下

オズボーン
読切『WIZARD!!〜爆炎の征服者〜』(コミックスでは第1話)に登場した魔導師。復活したD・Sのベノンで一撃で倒された。名前はオジー・オズボーンより。
ケビダブ
声 - 池田勝
自称カルの有能な舎弟。ヒドラを連れてメタ=リカーナに侵攻するが、D・Sの顔に(ほんのわずかであるが)傷をつけたため、D・Sから罵られて、いきなり殺される。名前の由来はアメリカのヘヴィメタルバンド、クワイエット・ライオットのヴォーカル、ケヴィン・ダブロウ。
ドシ
アビゲイル配下の自称、超有名な天才死人使い。メタ=リカーナに自身の製作したリンチやアンデッドサイクロプスを差し向けて現れる。自分では戦闘を行わないが、アンデッドを造るための新鮮な「素材」を集めようと、ナイフで子供の眼玉をえぐるという行動を見せる。名前の由来はドン・ドッケン。

五英雄

「闇の反逆軍団編」より15年前、世界征服せんとする大魔導王ロード・ダーク・シュナイダー及び彼に従う四天王と4つの王国(メタ=リカーナ、ジューダス、ワイトスネイキ、ア=イアン=メイデ)の間で起こった、後に魔操兵戦争(ゴーレム・ウォー)と呼ばれることになる大戦において、人類側を守る側に立ち、D・Sに立ち向かった勇者ラーズ王子と4人の仲間をさして「五英雄」とよぶ。
魔操兵戦争と呼ばれるのは同大戦においてD・Sが魔操兵(ゴーレム)の軍団を用いたことによる別名のようなもの。ラーズ達五英雄とD・Sおよび四天王の死闘はドラマCD第3巻「魔導王封印編」に収録されている。

ラーズ・ウル・メタ=リカーナ
声 - 菊池正美(ドラマCDの3巻は草尾毅)
メタ=リカーナの第一王子にして救世の勇者。23歳。「竜王子」の異名通り、四王家の中でも竜族の血を色濃く引き、竜のオーラをもってあらゆる鬼神・魔人を封滅する地上最強の剣法にて、竜族のみに伝わる秘剣「封神剣」の使い手。十賢者がオリハルコンを素材に鍛え上げた、全てを断ち切り竜族の強力なオーラにも耐えられる世界で唯一つの武器、超絶聖剣ヘヴィメタルを振るう。
「魔操兵戦争(ゴーレム・ウォー)」においてジオ達4人の仲間と共に、大陸を制覇しようとするD・Sの軍勢と戦った彼は、五英雄の中でも特別視される伝説的な存在となる。魔操兵戦争の際に「竜戦士」となったラーズはD・Sと刺し違えており、そのときのショックで肉体のみ竜戦士の「竜体」に閉じ込められた。人々には落命したと思われていたラーズであったが、肉体から分離された魂は仔竜の姿となって、ガラの元に身を寄せることとなる。仔竜「ラーズ」は復活したD・Sについてまわり、物語の前半において狂言回しの役を多く担った。
「罪と罰編」にて、アンスラサクスは「方舟(KCG)」に侵攻し、かつてラーズが融合した試作型竜戦士(プロト・ルシファー/プロト・ワン)を破壊する。そのため彼の肉体は解放され、「方舟(KCG)」に居合わせていた仔竜ラーズは17年前のままの人間の姿となり、ラーズ・ウル・メタ=リカーナとして復活した。ラーズはその後、「方舟(KCG)」でD・S復活のため天使の軍勢との攻防を繰り広げるヨーコや魔戦将軍に加勢する。激化する戦闘の最中、更に顕在化した上位天使に立ち向かうも、その圧倒的な力の前に劣勢に立たされる事となる。
結果敗北し、そのとき一度落命しており、「救世主(メシア)」と呼ばれる少年の奇跡で蘇ったことが「背徳の掟編 最終節」において本人の口から語られている。彼はその際に「何か」を見て悟っている様子であり、救世主の元に集うべきとビヨ~ンの元を訪れたカル=スとの仲立を行った。
名前の由来はメタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒ。
ジオ・ノート・ソート
声 - 田中信夫(ドラマCD2〜3巻は岡部政明)
メタ=リカーナの大神官。先の魔操兵戦争の五英雄の一人。ルーシェ・レンレンに転生したD・Sを見つけて封印した。最上位の神聖魔法を使いこなす上、クラスが僧侶兼武闘家である修道僧(モンク)であるため、肉弾戦でも「極鋼聖拳120段」(マスタークラスを超えた拳聖クラス)を修めており、D・Sが煙たがるほどの強さを誇る。
若い時分は僧としては豪胆な男であったが、ラーズと出会い旅をしたことで成長を重ねていった。壮年となった今でも親友のラーズやビヨ~ンと話すときには口調が昔に戻る。妻は同じく五英雄のシリンであるが、若くして死別している。シリンとの間に一女(ヨーコ)あり。なお、若い(当時の五英雄)時の姿はニンジャマスター・ガラと雰囲気が似ている。
名前の由来はジェフ・スコット・ソートとジーノ・ロート。
ニルス・ショーン・ミフネ
声 - 土師孝也(ドラマCD版)
先の魔操兵戦争における五英雄の一人。「ミフネ」は侍総大将(サムライ・ハイマスター)の称号(元ネタはウィザードリィ及び三船敏郎)。若い頃は強さを求め諸国を旅していたが、ラーズに求めるものを見出した彼は、パーティに加わることとなった。巨大なゴーレムすら一刀両断にする斬鉄の剣、神刀「コテツ=ブレード」を携え、未だ侍衆の中でも秀でた戦闘能力を誇る。怒らせると何でも真っ二つにしてしまう怖い男。魔操兵戦争においてはニンジャマスターであるガラと対峙した。
名前の由来はジャーニーのニール・ショーン。
シリン・テンペスト
声 - 横山智佐(ドラマCD版)
先の魔操兵戦争における五英雄の一人。辺境の黒き魔女と呼ばれ恐れられる存在であったが、ラーズ達と出会い行動を共にする。非常に優秀な魔導士であり、大戦においては対峙したカルと氷の呪文の撃ち合いになり、カルに「同じ威力の氷の呪文を放ったのはキミが初めてだ」と言わしめた。後に同じ五英雄であるジオと結ばれて娘(=ヨーコ)を産むが、間もなく亡くなっている。
名前の由来はヨーロッパのヴォーカルジョーイ・テンペスト。
ダーナ・メニケッティ
声 - 三石琴乃(ドラマCD版)
先の魔操兵戦争における五英雄の一人。女海賊にして魔獣使い(ビースト・テイマー)。シーサーペントやクラーケンなどの海の魔獣と意志を通わせることができる。大戦においてはロック鳥にまたがり、因縁ある相手のネイと空中戦を演じた。
ラーズのことを愛していたが、最終決戦でD・Sと刺し違えた竜戦士を見てラーズは落命したものと思い姿を消し、それ以後の消息は生死も含めて一切不明。
名前の由来はY&Tのギター兼ヴォーカルデイヴ・メニケッティ。

メタ=リカーナ王国

国王
声 - 八奈見乗児
メタ=リカーナの国王。ラーズとシーラの父。戦傷により病身である。物語中における王家を代表する役割はほとんどシーラが担っているため、非常に影が薄い。
シーラ・トェル・メタ=リカーナ
声 - 吉田古奈美
メタ=リカーナの第二王女。ラーズ・ウルの妹。長い黒髪の美女で、世間知らず。初出は17歳、最新刊では23歳。
白魔術を学んでおり、ヨーコがガラにさらわれた際には代理でD・Sの封印を解いたこともある。その一件以降、D・Sに好意を抱くようになり、「あなたの目的が世界でも構わない」とすら言っている。
魔法によりアンスラサクスの最後の封印を体内(胎内)に移植されており、メタ=リカーナ崩壊後は「方舟(KCG)」にて眠り続けて起きることのない状態だった。しかし「方舟(KCG)」でのD・Sと(アンスラサクスに操られた)カル=スの戦いの最中目覚め、激化する戦いによる「闇の力」の活性化により封印が解けてしまう。その際、体が引き千切れて一度は死亡したが、その後現れたジオ・ノート・ソートに抱えられたシーラの体は元に戻っており、経緯は不明であるが蘇生した。「背徳の掟編 最終節」では、ヒトの代表として「汎人類連合」に参加している。
名前の由来は『聖戦士ダンバイン』のシーラ・ラパーナ、及び『天空の城ラピュタ』のシータ(ラーズ、シーラ兄妹のミドルネームは彼女の本名「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」に由来)から。
オババ様
声 - 巴菁子
メタ=リカーナの王家に仕える魔法使い。ジオと共にルーシェ・レンレンに転生したD・Sを封印した。本編中では水晶玉を使用した予見なども行う。種族はエルフで実は元十賢者であり、シーラが「方舟(KCG)」で十賢者に見つからずにいられたのはこの為である。
ボン・ジョヴィーナ
声 - 石森達幸(ドラマCDは笹岡繁蔵)
メタ=リカーナの騎士団長。勇敢ではあるが短慮である。D・Sを嫌っているが、騎士としての道を説かれて乗せられてしまい、ミノタウロスと戦わされたこともある(その単純さはサルと切り捨てられた)。現在は汎人類連合において他種族と共に騎士としての役割を果たしている。名前の由来はボン・ジョヴィ。
大臣ズ
声 - 梅津秀行、梁田清之、桜井敏治
泣き叫び転げ回るだけのメタ=リカーナの大臣たち。

ア=イアン=メイデ王国

ハリス王
ア=イアン=メイデ王国の王。アビゲイルの「腐敗の軍団」に襲われて、呆気なく国は滅亡、自身はアンデッドに襲われ悶え苦しみながら死亡。登場はわずか2コマ。名前の由来はスティーヴ・ハリス(見た目もそのまま)。
マーシ王子
ハリス王の嫡子で、ハリス王の死によりヨシュアら侍たちの主君としてア=イアン=メイデ王国の復興を目指す立場になる。
わがままな上に狭量で指導者としての能力や人望は完全に欠如している。マカパインたちの襲撃の際にはヨルグの遺体を蹴飛ばし、女子供を連れて自分だけ逃げようとするなど数々の醜態を晒して侍たちからも愛想をつかされ、D・Sが復活してからは存在を黙殺されるようになる。
「方舟(KCG)」ではアンスラサクスの一部を植えつけられ、側近のフランス貴族のような髪型の男など周囲の人間を吸収して邪神群の怪物「キング=マーシー」と化してしまう。最初に出現したのはマーシの姿を取ったキングマーシー三世であったが、これ一体のみならず多数の個体(少なくとも3桁の数が存在し、複数の個体が侍たちに名乗りを上げていた)が侍たちの前に現れる。逆恨みして襲い来る「彼」であったが、その醜い心が強く顕在化したため、戦闘能力は侍や魔戦将軍達を凌駕するほどのものとなっていた。戦闘時攻撃の際、苦痛を受けた際には「マーシー」という叫び声をあげる。
名前の由来はギタリストのアレックス・マーシ。

本編では滅亡した旧ア=イアン=メイデ王国の剣士階級あるいは剣士戦闘集団として登場する。機動力を重視した軽装の鎧(ブレストプレート)をまとい、剣と魔法を組み合わせた独特のスタイルで戦う(扱えるのは中級の魔法使いの魔法まで)。「武士道」を重んじるため、卑怯な振る舞いを嫌い、また主君が無能で人望がない人物であったとしても「忠」の掟には背けない。

ヨシュア・ベラヒア
声 - 子安武人(ドラマCD版)
若くして侍大将(サムライ・マスター)をつとめる男。常に冷静で、戦士としてのみならず優秀な指揮官でもある。愛刀は名刀「鍔鳴り」。秘剣「蝶舞阿修羅斬」を振るう際、この太刀の鍔は風切り音を発し真空の刃を大気に放つ。愛用の鎧は「銀峰」。ベラヒア家に代々伝わっており、魔を退ける銀でできている。カイ・ハーンに想いを寄せており、彼女に夜這いをかけようとした(ヨーコに見つかり未遂)D・Sを本気で叩きのめそうとしたこともある。「背徳の掟編」ではイングヴェイと共に「救世主(メシア)」を自らの主と定め、その側に付いている。
名前の由来はジョシュアのギタリスト「ジョシュア・ベラヒア」。
シェン・カー
侍のNo.2。魔法を禁じた暗殺剣である「影流」の剣技の伝承者である。ヨシュアと互角かそれ以上の剣技の持ち主であるが、影流は魔法を禁じ手としているため、資格取得に魔法スキルの取得が必須となるマスターの称号は持っていない(つまり、影流の習得はマスターやその称号の放棄を宣言するのと同じ。だが、シェン自身は全く気にしていない)。「黒夜叉」という鍔が無く、真っ黒い刀身を持った刀を愛刀とし、二刀流の使い手。
魔戦将軍の一人であるジオンは実の兄で、妻の仇として追い続けていたが、師である父親が兄に対してあまりにも惨い仕打ちを行っていたこと(特に妻が兄の恋人だったこと)を全く知らなかった。最終的に戦いの中で和解するも兄とは死に別れ、「それでも俺達は、兄弟だったよ」と言葉少なにヴァイへ告げている。
名前の由来はマイケル・シェンカー。
ヴァイ・ステアベ
血気盛んな若手の侍。ヨシュアらと行動を共にしており、複数の対象に魔法をかける、カイ・ハーンと共同戦線を張れる、邪神群の怪物の攻撃で左腕を失いながらも即死しない耐久力などの描写から実力は高く、No.3と思われる。ヨーコに好意を持ってい
もっと見る
カラー
サイズ
誰でも
カンタン
play 自分でもデザインしてみる
あなたの商品、いま注文したらいつ発送

あなたの商品、いま注文したらいつ発送? 本日4月3日ご購入で、4月7日に発送致します。

play 詳細はこちら

プロフィール

このデザイナーの他の作品をみる

一般うさぎたま

面白Tシャツ制作しておりますうさぎたまです。
ギャグTシャツ等気に入ったら買ってみて下さい。

読み込み中
link to top